太平洋フェリーで日本最長40時間のフェリー旅|北海道-仙台-名古屋

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太平洋フェリーいしかりS寝台 フェリー

どうも、たいやきです。

今回は、太平洋フェリー「いしかり」号の乗船レビューです。

今回乗ったのは日本最長の40時間のフェリー旅で、北海道苫小牧から仙台を経由して愛知県の名古屋港まで旅をしました。フェリー旅の参考にして頂けたら幸いです。

動画で見たい人は、こちらからYoutubeでどうぞ。

札幌の「苫小牧フェリー乗り場」までのバス乗り場へのアクセス

まずは、札幌駅から苫小牧のフェリー乗り場に向かいます。

苫小牧広域のバス停は、札幌駅の南口から徒歩10分ほどのところにあります。

札幌駅北口にもバス停はありますが、こちらは市内を走るバスの乗り場になっています。私はてっきりここにバス停があるものだと思って迷ってしまったので注意してください。

miredoと言うビルの迎えにバス停はあります。

本数は少ないので、1本乗り遅れたらフェリーに間に合わないと言うことも考えられますので、注意が必要です。

私の時は乗客の人数が結構多くて、時間には間に合ったけど乗れるのかすごく心配でした。笑

苫小牧港行きのバスの様子

バスは交通ICカードで支払い可能です。 バスの中は普通の市バスみたいな感じで、特別広くもなく狭くもなくといった感じ。

ただ、長い距離を走るので、トイレがついています。これはかなりありがたいです。


札幌から苫小牧港までは、 バスで2時間ちょっと。結構遠いです。

座席にはコンセントもあり、 スマホを充電しながら移動できるのは素晴らしいです。

札幌駅を出て、途中の停車場所でも追加でお客さんが乗ってきて、折りたたみ席を使って座って行ったので、車内は完全に満席になりました

苫小牧港のフェリーターミナルまでは1580円かかります。

苫小牧港のフェリーターミナル

フェリーターミナルに着いたらまずは発見手続きをします。太平洋フェリーに今回は乗船するので、「太平洋フェリー」と書かれた窓口に並びます。

隣には「さんふらわあフェリー」の窓口もあるので、お気をつけください

今回乗るフェリーの航路は、苫小牧港(北海道) 19:00発 - 名古屋港(愛知) 翌々日10:30着で、
船名は「いしかり」です。

苫小牧港のフェリー乗り場の様子↓

このフェリーターミナルには、小さなレストランやコンビニなどもあり、ここで食べ物を買って乗船することも可能です

「いしかり」のS寝台の食事全食付きプラン

値段

今回私が予約した部屋は、S寝台(全食付き)です。 値段は、19000円でした。

予約時に食事をつけなくてもチケットを購入可能ですが、先に買っておいた方が少し安くなっていたのでお得だと思いました。

ちなみに、食事なしだと14800円です。

参考
S寝台(朝食2食付) 17,000円
(朝2、昼1、夕2食付) 19,000円
食事なし 14,800円

公式サイト:https://www.taiheiyo-ferry.co.jp/

S寝台の部屋の様子

S寝台は、個室ではなく他の人たちもいるフロアにシャッター付きの小さな部屋があるといったプランでです。

カプセルホテルの部屋を イメージしてもらったらわかりやすいと思います。

この部屋は横幅が狭いです。おそらく85センチ位。奥行きも身長が185センチ位ある人だと少しきついと思います。天井は高いです。

部屋にはハンガーやテレビもついています。

1つ下のランクの部屋だとテレビは確かなかったと思います。 私が利用した時は、テレビは割と映っていました。 ですが、電波状況によっては映らないこともありそうなので、あまりテレビに過度な期待をしない方が良いかもしれません

部屋の下には、スーツケースを収納できる位の大きさのスペースがあります

枕は薄めで反発性もありません。掛け布団は夏にとまったのですが、結構薄めでした。冬はもしかしたらもう少し厚手のものが用意されているかもしれません。

部屋の上の空間には収納棚があります。結構広いのでいろんなものを置けそうです。

ネット式の 棚

照明の下の部分にコンセントが1口あります。 コンセントは1口しかないので、複数必要な人はアイテムを持っていったほうがいいと思います。

この部屋のテレビは、イヤホンを挿す穴がなく、以下の写真のような穴から音が出てくるタイプでした。

あまり音量は大きくならないように設定されていたので、他の人の部屋から聞こえてくるテレビがうるさいと言う事はありませんでした。

ちなみにこの部屋は、夜特定の時間にならないとフロアの電気がつけっぱなしなので、シャッターを閉めてもこんな感じで部屋が明るい 状態です。明かりに敏感な人は若干寝れないかもしれないです。

ちなみに、私が宿泊した時は、夜の10時ちょっと過ぎに消灯になりました。

マットレスはさほど暑さはありませんが、ペラペラと言うわけでもなかったです。朝起きて背中が痛くなるといったことはありませんでした。

部屋の壁には、タオル用のフックが備え付けられています。

ちなみにタオルは無料で用意されてはいないので、お風呂を利用する人は持ってきたほうがいいです。

忘れたら後述する売店でも購入可能ですが、節約したいなら自分の持ってくる のをお勧めします。

船内の施設

売店(ショップ)

船内 には、売店があり、石鹸類や歯ブラシ、タオルなどがこちらで購入することが可能です。

お菓子や飲み物(ソフトドリンク、アルコール類も)売られています

値段はさすがにコンビニよりは高く設定されています

使い捨てスリッパが250円で売られていました。これはちょっと高いかな。笑

フェイスタオルで250円、バスタオルで660円。

売店は、24時間ずっと空いているわけではなく、営業時間が決まっています。

18時から19時半、20時半から21時半、朝の8時半から9時半と言うふうに細かくしか営業していないので、必要なものがあるときは逃さず買っておいた方がいいです。

大浴場・風呂

男女ともに体浴場が備わっています。

大浴場は入港30分前まで昼間・夜間を問わずいつでも入浴可能です。 お風呂は撮影禁止なので、公式サイトの紹介動画を貼っておきます。広さは普通ですが、やはり海を眺めながら風呂に入れるのは最高でした。

軽食スタンド(ヨットクラブ)

船内にはレストランの他に軽食が食べられるヨットクラブと言う場所があります。

カレーやうどん、そばおにぎりなどの軽食が食べれます。 レストランに関しては後述しますが、正直あまりお腹空いてないなら、 レストランで高い食券を買うよりもここで済ますのもいいなと思いました。

ソフトドリンクの他ワインやビール焼酎などもこちらでいただくことができます。

トイレ・喫煙所・映画館・共有スペース・ロッカーなど

トイレは清潔でよかったです。船の中のトイレなので、船酔いしたときに吐く用の便器(?)もあったのが少し面白かったです。

喫煙所。海を見ながら吸えるのは喫煙者にとっては嬉しいのかな?

この前乗ったさんふらわあでは、 あまり座る場所がなかったですが、この船は座る場所が結構あって、しかも特定の席にはコンセントがあるので、充電しながらパソコンを作業できるので良いです。

無料で使える貴重品入 ロッカー。

電子パネルで自分で暗証番号を設定して使うことができるので、お風呂に入るときなど貴重品を預けたいときに便利です。ただ大きさがそんなに大きくないので、スマホや財布などが限界かなと思いました。

驚くことに船の中に映画館があります。(カラオケもありました。有料ですが)

映画館で放映されている作品は、時間によって変わるようで、私が乗った時はワンピースがやっていて びっくりしました。

自販機コーナーでは飲み物とサーティーワンのアイスクリームがありました。価格は コンビニより少し高め。

給湯室には電子レンジとお湯のポットがあります

小さなゲームセンターもあります。

ランドリールーム。 洗濯機は1回200円、乾燥機は30分100円

有料のロッカー

レストラン

今回の私の予約したプランは、食事が全部付いているプランだったので、毎回店内のレストラン「サントリーニ」で食事を取りました。

最初に書いておくと、正直全食分の食事はこのレストランで取らなくても良かったなと思いました。

食事内容は一応毎回少しは変わってはいたのですが、正直飽きてしまったのもありますし、味も普通なので、節約したいのであれば、食事を何食分か持ち込むのと上に書いた「軽色スタンド ヨットクラブ」で済ませるのがいいと思いました。

このレストランも決して味がまずいとかではないので、ディナータイムだけ 一度利用するとかが1番良いような気がします。 個人的には毎食は要りませんでしたね。

ディナー1回目

割と毎回並んでました。

船内で買うと、夕食の料金は大人2100円、子供 1200円。朝食は大人1100円、子供800円。

レストランに入ると、三角形の札があるので、この札を取って自分の席を確保します。食事終了後、この三角のお札を返却します。

私が利用したときの 1回目のディナーは中華料理フェアをやっていたので、中華料理が多めでした。青梅とは言ってもさほどおかずの種類は多くは無いので、高級ホテルのバイキングとかを 想像しているとがっかりすると思います。

まぁ、ほどほど位の種類です。

手作り豆腐。カツオのたたきはおいしかったです。

苫小牧港出港の様子

朝食1回目

上で紹介した軽食スタンドのヨットクラブにもモーニングメニューがあることを発見しました。値段や内容は 写真の通り。

確かに値段はレストランよりかは安いですが、他の人 が注文している。実物を見た限りあまり量は多くありません。なので、あまり朝は食べないという人はこちらでいいと思いますが、お腹空いているならレストランのほうがお得 だと思います

朝食会場のレストランの様子。 めっちゃ並んでます。

並びすぎてて、全然食べ物を取れなかったほど笑

1回目取れなかったので、2回目取りに行きました。 種類はあんまりありません。 たいしたものは用意されてない感じでした

仙台港で一時下船

朝食後、フェリーは仙台港で停泊しました。何やら手続きをすれば一時下船できるようなので、試しに降りてみることにしました。

注意点としては、いちど下船してしまうと、再乗船するには時間が来るまで待たなければいけないところ。自分の都合で勝手に再乗船はできないようです。

仙台港から仙台駅の方まで行くのは時間的に無理だったので、近くを歩いてみることにしました。

徒歩15分位のところにあったNX仙台港パーク と言うところに行きました。

ちょっとしたがあったので、その上まで歩いて登りましたが、あいにくの曇り空であまり景色は良くないですね

ちなみにその公園のトイレにスマホを落としました。笑

しっかり便器の中に落ちたので悲しすぎます。

特に周辺に行く場所もなく、トイレにスマホを落としただけで終わってしまいました。仙台港で一時下船はしてもやる事は正直ないかなと思いました。

結局仙台港の待合所で 再乗船時間まで時間をつぶしました。

ランチ1回目

再乗船した後に レストランでランチを取りました。

この日はカレーフェアみたいな感じで、4種類ほどカレーが用意されていたと思います。

おかずはあまり良いのはなかったですが、カレーはナンも用意されていてよかったです。

自分で作る小さい味噌ラーメン。

仙台港にて、かもめ餌やりおじさん登場して近くでかもめをめっちゃ見れたのは1番の思い出です。

ディナー2

同じくレストランのサントリーニでディナー(2回目)を取りました。

正直、ディナー2回目 の時点で結構ここの料理に飽きてしまった感はあります。

朝食(モーニング)2

こちらは2回目の朝食。

このタイミングでアナウンスがあり島崎藤村による「椰子の実」で有名な伊良湖岬や三島由紀夫の「潮騒」で有名な神島の紹介がありました。

朝日

ちなみに、 1日目は 天気が悪くて朝日が見えませんでしたが、2日目の朝はきれいに朝日が見えました。

名古屋のセントレア空港

名古屋港に近づくと、やたら飛行機飛んでるなぁと思ったら、目の前に空港がありました。

そう、名古屋のセントレア空港です。

船の上から飛行機を見れると言うのは、なんだか贅沢な体験 をしているようで嬉しかったです。

名古屋港から名古屋駅までのアクセス

最後に名古屋港から名古屋駅までのアクセスも書いておきます。

名古屋港に降り立ったら、 前にバス停があります。最後のほうに降りたら、すでにバス停には行列ができていました。

タクシーに乗る人たちもいます。ですが、タクシーの台数はさほど多くなかったです。

到着したバスは普通の市バスの大きさなので、正直乗れるかわからないなぁと思っていました。

結局ギリギリ乗れたのですが、バス車内はパンパンでした。支払いは交通系ICカードが使えました。

15分ぐらい乗ると野跡駅に到着します。 ここで電車に乗り換えて名古屋まで 向かいます。

個人的にはバスより電車の方が快適に移動できました。まぁ他にも 名古屋までの行き方はいろいろあるとは思いますが、私は今回こういう行き方で名古屋に到着しました。

感想

日本最長航路の40時間の船旅でしたが、結構楽しめました。また乗る機会があれば、今度は個室とかに泊まりたいですね。

ちなみに、結構船が揺れていたので、地上に降り立って家に帰った後も横になると頭がフラフラしてる感じはありました。

2日くらいで完全に治ったので安心しましたが、翌日頭がフラフラしてた時はちょっとびっくりしました。

海が荒れてると言うわけではなかったのですが、少し揺れる位の感じでも、脳はこんな風になるんだなと言うふうに勉強になりました。

動画で見たい方はこちらからYoutubeへどうぞ

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