こんにちは、たいやきです🐟
夜行バスといえば、狭くて、あまり眠れなくてつらい……そんなイメージを覆す、日本の最高級夜行バス「ドリームスリーパー」。
今回は、東京・新宿から大阪まで、この全席完全個室の高級夜行バスに乗ってみましたので記事にしたいと思います。
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出発はバスタ新宿
乗車日は、金曜日の夜だったからか新宿にある「バスタ新宿」は大混雑でした。


今回乗るのは、大阪行きのドリームスリーパー。
23時15分発という遅めの出発時間で、仕事終わりのビジネスマンや旅行者には嬉しいスケジュールです。

値段
値段は、2万円で日本の夜行バスでは最高級のバスです。
この日は金曜日だったので少し高く値段が設定されていたかもしれません。
ドリームスリーパー到着!バス車内の設備と座席
乗り場のCエリアで待っているとバスが到着。

バスに乗り込むとまず驚くのが、「靴を脱いでスリッパに履き替える」というシステム。

中はこんな感じ。
全室扉付き完全個室型で全部で11席しかありません。

席は、こんな感じ。入った瞬間に高級感を感じるデザインで興奮しました笑
席の後ろには荷物スペースがあり、頭上には収納もあります。


扉を閉めることができます

足元も広く、完全に個室空間になっていて、人目を気にせずリラックスできます。

使い捨てのスリッパはふかふかで底が厚いタイプで高級感を感じさせます。

ミニ空気清浄機まであってびっくりしました。


椅子に座っても前には広い空間が。

リクライニングボタン

自然音の睡眠導入音楽を流せるオーディオシステムをヘッドフォンで聴けるのもすごいです。
これがバスなのか?


コンセントは1口のみですが、必要十分。

ロゴ入りのブランケット、厚手の毛布

ハンガー

頭上にはパジャマとブランケットが用意されていてもはやホテルのようです

MacBook 13インチが余裕で置けるテーブル


席に用意されているアメニティも豊富。
ホットアイマスク・歯ブラシ・耳栓・マスクなどまるでホテルのよう。特にホットアイマスクは地味に嬉しいアイテムです。




ウエットタオルは厚手でいい感じ

部屋には大きなガラスがあり、外が見えるのも旅が楽しくなります。
ただ夜は外の灯りが入って眠りを妨げるのが嫌な場合はカーテンを閉めることもできます

ゼログラビティリクライニングはさほど倒れない
このバスの売りの一つであるNASA考案「ゼログラビティ」理論を取り入れた電動リクライニングシート。公式サイトによると、身体的ストレスを最も軽減する姿勢で、無重力状態を体感できる「深眠」できるシートなんだそう。
背もたれ角度を40度、座席角度を30度、フットレストを180度に設定することで、無重力状態を感じすることができるという。
↓こんな感じの姿勢になる

正直な感想は思ったより倒れない。
ただ全身で体重を分散させる姿勢で、リラックス効果はありました


車内Wi-Fiもある
無料のWi-Fiも完備。ダウンロード10Mbps/アップロード4.4Mbpsと、アニメ視聴も問題ないレベルで車内でリラックスしながらYouTubeやNetflixも余裕で楽しめます。


トイレ
トイレは半地下のところにあります。
やっぱりバスにトイレがあるのは嬉しいです。安心感が違う。お腹痛くなり放題です


トイレットペーパーも良いやつでした

パウダールームもある
バスの最後部にはなんとパウダールームもあります

しかも折りたたみの椅子もあるので女性が朝メイクする時なんかには嬉しいのではないでしょうか

このエリアは特に良い匂いがします。
ティッシュは触り心地がめっちゃ良いので多分鼻セレブ

綿棒と紙コップも用意されています。ビジホかよ


休憩所
唯一の休憩は深夜、静岡県の「足柄サービスエリア」。降車時にはナンバープレートが記載されてプレートが渡されます。


フードコートはほとんど閉まっていましたが、コンビニはやっていました。

バス車内で寿司を喰らい、パジャマを着て歯を磨き、まるでホテルみたい!
「夜行バスで寿司を食べる」という贅沢ができるのも、完全個室だからこそ。普通のバスならマナー違反で無理ですから。

寿司を食べながら外の景色を見ながら移動。これは贅沢な体験ですね

そろそろ寝る準備。
さっき紹介したパジャマはワンピースタイプ

歯ブラシはちゃんと歯磨き粉入り

この写真だけ見たらホテルで寝支度してる見たいに見えますよね笑
これが日本最高級夜行バスの実力ですわ

大阪到着
途中、乗務員の交代による停車があったものの、基本的には静かで安定した走行。気づけば空が明るくなり、大阪に到着。

寝心地については正直、そこまで“極上”とは感じられなかったです。個人的には、もう少し座席が深く倒れてくれると嬉しかったかな、というのが正直な感想です。
ただ、静かで個室でパーソナルスペースが確保されているというだけでも、夜行バスとしては非常に高レベルです。
「ドリームスリーパー」は、ただの移動手段ではなく、ひとつの「宿泊体験」として楽しめる上質なサービスが詰まっていて「夜行バス=我慢」だった時代はもう終わりで、これからは「夜行バス=楽しみながら移動」の時代なのかもしれません。
ちなみに、このバスは全席個室のため11席しかありません。そのため、週末などはすぐに満席になることも。利用を考えている方は、できるだけ早めの予約をおすすめします。
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