こんにちは、たいやきです。
2026年5月、日本と台湾を結ぶ新たな国際フェリー航路が誕生しました。
その名も「やいま丸」。
沖縄県・石垣島と台湾・基隆(キールン)を結ぶ約11時間の船旅で、飛行機とはまったく違う海外旅行を楽しめます。
今回は実際に最もリーズナブルな「スタンダードG」に宿泊し、石垣空港からのアクセス、船内設備、食事、寝心地まで詳しくレビューします。
これからやいま丸に乗船予定の方は、ぜひ参考にしてください。
日本と台湾を結ぶ国際フェリー「やいま丸」
今回乗船した「やいま丸」は、2026年5月28日就航。
石垣島と台湾・基隆港を結ぶ待望の国際フェリーです。
実は約20年前までは日本と台湾を結ぶフェリー航路が存在していましたが、その後廃止。長年空白となっていた航路が、ついに復活しました。
現在は日本・台湾共同体制で運航されていますが、実際の運営は台湾側が中心となっているようです。
また、この船には面白い歴史があります。
もともとは日本の「さんふらわあ」として活躍していた船で、その後韓国へ渡り、「パンスター・ドリーム」として大阪〜釜山航路で運航。
その船を改装・リニューアルして誕生したのが現在の「やいま丸」です。
石垣空港から「やいま丸」乗り場へのアクセス
やいま丸が出航する石垣港国際ターミナルへは、石垣空港からバスを利用します。
まずは石垣空港から離島ターミナルへ向かいます。
空港前には複数のバス停がありますが、今回利用したのは一番奥にあるC乗り場から出る路線。

料金は550円で、交通系ICカードは利用できません。
利用できるのは、
- 現金
- クレジットカードのタッチ決済
のみでした。

運行本数はおよそ1時間に2本。

バス車内は普通の感じでした

約30分で離島ターミナルへ到着します。
離島ターミナルは、西表島や竹富島など八重山諸島へ向かうフェリーの拠点でもあり、多くの観光客で賑わっています。

具志堅像があるのでここは写真を撮っておきましょう!笑

ここからさらに別のバスへ乗り換え、石垣港国際ターミナルへ向かいます。
こちらのバスは現金のみだった(220円とかだったします)ため、現金を用意しておくことをおすすめします。

石垣港国際ターミナル到着
こちらが石垣港国際ターミナル。


注意点ですが、この必ずしもこの港から出発というわけではありません。
私の便は「石垣港国際ターミナル」でしたが、もう一つ石垣港ターミナルから出る場合もあるようです。
公式サイトを見ている限り、基本は石垣港国際ターミナルで、まれに石垣港ターミナルが使われる感じですが、出発前に確認しておきましょう。

また、港周辺にはコンビニなどがほとんどありません。
飲み物や軽食など必要なものは、出発前に購入しておきましょう。


延期に次延期でかなり待ったので、石垣島ー台湾の文字を見ると感慨深くなりました。

国際フェリーならではの出国手続き
石垣港国際ターミナルでは、空港と同じように
- パスポート確認
- 出国審査
などが行われます。
船で海外へ行く機会は初めてだったので、非常に新鮮な体験でした。
現在は週2便運航していますが、今後は週3便への増便も予定されているそうです。

いざ、船内へ!

船内に入るとまずはチェックインがあります。
テーブルに係員が座ってて、簡易的な感じ。

チェックインすると朝食券とロッカーの鍵をもらいます

スタンダードGの雑魚寝部屋はこんな感じ!料金・寝心地は?
今回予約したのは最安クラスのスタンダードG。
部屋自体の料金は、14,560円で、各種税・手数料を含めると合計20,560円でした。
予約方法について
ちなみに、予約方法が結構ややこしいです。まず国内フェリーのようにwebサイトから簡単にできるわけではありません。
日本側だと石垣にある中央ツーリストというところに電話をして予約します。
流れとしては、以下のような感じ
電話で部屋の希望、メールなどを伝える→代理店が運営してる台湾側に部屋の希望を伝える→台湾で調整して確定し中央ツーリストへ連絡→中央ツーリストからメールで確定の連絡、支払い金額もこのタイミングで確定
結構めんどくさいです
>> やいまフェリー公式サイト
そして、手数料が発生します。
ちなみに、私の時は最初に予約していた日に台風が来たため欠航になりました。その時にこの手数料の半分は持ってかれました(たしか2000円)。他の部屋代などは無料で返金されます。
(今は週2便の運行なのでキャンセルになると予定変更は結構めんどくさかったです)
台湾側だと何個か旅行代理店がありますが同様に電話をして予約するみたいです。
追記:Klookでだとサイトから予約できるみたいです。(一応台湾側扱いのよう。スタンダードGクラスは選択できませんでしたが個室は選択できます)
日本語でも利用できるのでklookからが一番やりやすいかもしれません。
スタンダードG レビュー

部屋は完全個室ではなく、大部屋で雑魚寝タイプ。
最初は壁だと思っていましたが、実際には広い空間を薄いパーテーションで仕切っているという感じでした
↓こんな感じで隙間から隣の部屋(大部屋)が見えます

隣の部屋の声とか聞こえたので、イビキが聞こえてくる可能性もありますね笑
今回利用した日は乗客も少なく、イビキも聞こえなかったので快適でしたが、混雑状況によって印象は変わりそうです。

収納スペース
コンセントは、部屋に散らばっていますが数はまぁまぁあります

予想よりコンセントが多かったですが、自分の布団の近くにあるかは運です
- ベッド付近
- 壁側
- 共用スペース
など複数設置されていました。
ちなみに、この部屋の中の布団の位置は早い者勝ちのようでした。
コンセント・ロッカーなど設備
雑魚寝部屋だったので無料鍵付きロッカーを利用できるのはありがたかったです。
ロッカーは部屋から少し歩いたところにありますが、近いので便利。
ちなみに、靴の脱ぎ履きが面倒なのでサンダルなど持ってきた方がいいです。私は持っておらず、後悔しました。
ロッカーは、大型のバックパックも収納できるサイズ。

船内設備をチェック
船内はリノベーションされていますが、全体的には年季を感じます。
悪く言えば古いですが、よく言えば、レトロなフェリーらしい雰囲気とも言えます。
船内には
- 夢カフェ
- コンビニ
- ラウンジ
- VIPラウンジ
- サウナ
- シャワー
- ステージ
- チャージスペース
などがあります。
7階
デッキからの景色

「船旅でゆっくり行こうぜ」的な。

夢カフェ
カフェ兼レストランみたいな感じ

ツインファンネル

謎のステージ。パンスターの時に使われたものをそのままにしてる感じ


7階にある夢カフェは出航するとオープンします。
中はこんな感じ

少し飲食物も売っています。

カップ麺80台湾ドル、日本円だと500円
日本円だとレートプラス100円が乗ってる感じのプライシングになってるので、可能なら台湾ドルで支払った方がいい。(現金支払いのみ)

ショーケースは鍵がつけっぱなしで放置されてた。鍵くらい閉めて抜いておいたらいいのに。よくわからん。

6階
六階は私の部屋があるフロア。
トイレには、韓国語表記が少し残っていてパンスターフェリーの面影を感じます


残念ながらトイレットペーパーは流せません

ラウンジはVIP専用

5階
五階は船内に入ってきたフロア。
レストランと呼ばれてるエリア

寿司バーと書かれたエリアもありますが、使われておらず放置されたまま。

自転車置き場。確かに台湾を自転車で一周は楽しそう。

コンビニも出航時間にオープンしました
ただ商品の数は少ないし、段ボールが置きっぱなし状態でした

タオルも売ってるけど高いし、見たことない感じの薄いタイプだった。使ってないけど、やはり持って行った方が良さそう


水40台湾ドル、日本円だと300円

商品棚はスカスカ

免税店もありますが、やってませんでした

サウナ(大浴場)も私の時はシャワーしか使えなかったです😢



無料チャージスペースには
- USB Type-C
- Lightning
- Micro USB
など様々なケーブルが設置されていました


台湾に向けて出航
本当は21時に出発でしたが、全員乗り込んだからか30分早く、しれーっと出航。

ディナーは夢カフェで。
出航する時間に夢カフェがオープンしたのでディナーをいただくことに。
注文したのは、日本でも台湾でもなくタイ風グリーンカレー。
味は普通に美味しかったですが、おそらくレトルトのものの上に豆とかを乗せただけだと思います。
上でも書きましたが、支払いは現金のみ。(日本円、台湾ドル両方使えるけど日本円はレート悪い)
今回注文したタイ風カレーは300台湾ドルでしたが払ったのは日本円で1,700円でした。
台湾ドルを持っているなら、台湾ドル払いがおすすめです。
メニュー数は4種類で、食事目的というより軽食程度に考えた方がよさそうです。

店員さん曰くおすすめは右下の赤ワインのビーフカレーみたいなやつだって。

ライフジャケットのデモンストレーション
飛行機のように安全説明もありましたが、中国語のみで日本語はおろか英語もなかったです
一応、アナウンスがあったので見に来ましたが、全員参加という感じではなかったので参加しなくても良さそうでした

寝心地・船の揺れ
夜になると消灯時間は特になく、自分で照明を消しました。
床から伝わる振動や音は多少ありますが、眠れないほどではありません。私にとっては大丈夫でしたが、神経質な方は耳栓やAirPods Proなど持参すると安心でしょう。
枕はかなり柔らかく薄めで反発力がない感じで、朝起きたら少し肩が痛くなりましたが、マットレス自体は程よい硬さで問題ありませんでした。
そもそも床のフローリングが結構柔らかいので痛いとかはなかったです


朝食サービスはサンドイッチ

朝は無料朝食が付きます。
選べる内容は
サンドイッチ
- ハムチーズ
- クリームチーズ
ジュース
- ぶどう
- 桃
今回いただいたハムチーズサンドは予想以上に美味しく、大満足でした。

めちゃうまかった

船内Wi-Fiはある?
船内にWi-Fiはありますが無料ではなく、夢カフェで商品を購入するとパスワードがもらえる仕組みでした。
海上なので通信速度にはあまり期待しない方がよいでしょう。
私は後から気づいたので利用できませんでした

台湾・基隆港へ到着!
約11時間後、台湾最北端の港町・基隆へ到着。
港へ入る瞬間の景色は、飛行機では味わえない特別感があります。
タグボートが船を誘導する様子や、台湾海巡署(コーストガード)の船が並ぶ風景も見応え十分でした。
入国時は
- 体温チェック
- パスポート審査
などが行われ、空港とはまた違う雰囲気を楽しめます。



下船待ち。
下船は上のクラスの部屋の利用者から優先的に降りれるようです。
私は最安部屋なので最後。
30分早く出航しましたが、下船したのは到着予定時間の8時ちょうどでした。特に急いでなかったので別にいいですが、下船待ち時間は割と長かったです

パスポートチェックの際、帰りのチケットチェックとかはなかったです(この時だけかもしれませんが)

基隆観光はおすすめ
基隆はクルーズ船での旅行でも寄港される場所ですが、その際にもおすすめできる場所だと思います。
基隆へ到着したら、ぜひ立ち寄りたいのが基隆廟口夜市。
台湾グルメが集まる人気スポットで、港からのアクセスも良好です。
さらに少し足を延ばせば、SNSでも人気の正濱漁港カラフルハウスも訪れることができます。



やいま丸に乗って感じた正直な感想
今回利用して感じた率直な印象は、「まだ発展途上のフェリー」ということ。
船体の古さとかではなく、船内には営業していない施設や利用できない設備(風呂とか)も多く、改善の余地があります。
代理運行会社の話を記事で読みましたが、
「7月以降は週2便化、将来的には週3便化を視野に入れる。貨物輸送は保税区域などの調整を進め、秋ごろから本格化する見通しだ。」「この航路は短期的なものではなく、長期的に育てていく必要がある。課題もあるが、末永く安定運航できるよう取り組みたい」
とのことなので、まだ本格運行ではないのかもしれません。
ただ、実際に LCCなら飛行機で1万円くらいで台湾に行けることを考えると、予約も電話をしなければいけないし、手数料も取られるし、合計2万円くらいかかることを考えるともう少し頑張ってほしいところではあります。
石垣島からというもの不便ではあります。せめて那覇からだと良いのですが…
一方で、日本と台湾をフェリーで結ぶという体験自体は非常に魅力的で、旅好きなら一度は乗る価値があると思うので、個人的には応援したいです。
今後、本格的に貨物輸送やサービスが充実すれば、さらに便利な国際航路になるでしょう。
冒頭でも書きましたが、「以前」日本と台湾を結ぶ航路があったということを考えると、このフェリーもなくなってしまう可能性は十分あるので、本当に早めに改善して利用者を増やしてほしいと思います。
頑張ってほしいです!
メモ
持って行った方がいいもの:現金(できれば台湾ドル)、必要な日用品、耳栓などを準備しておくとより快適に過ごせるでしょう。
動画で見たい方はこちら

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