こんにちは、たいやきです。
今回は、2025年に就航したばかりの新造船「さんふらわあ ぴりか」についてです。
このフェリーはLNG燃料を使用した最新型フェリーで、環境への配慮や快適性が大きく向上したと話題の船です。今回は、苫小牧西港から大洗港まで実際に乗船し、部屋・船内設備・食事・デッキ・揺れ・騒音などを詳しくレビューします。
これから「さんふらわあ ぴりか」に乗ろうと考えている人、苫小牧〜大洗のフェリー旅の情報を探している人に役立つ内容です。
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苫小牧駅からフェリーターミナルへのアクセス
今回はバス到着がギリギリになり走ってバスに乗車

苫小牧駅から苫小牧西港フェリーターミナルへは、路線バスで約15分、料金は280円。トイレ・コンセント付きのバスなので安心して移動できます。
また、札幌駅から直接フェリーターミナルへ向かうバスもあり、北海道内からのアクセスは比較的良好です。




苫小牧西フェリーターミナル内
チェックインするときに思いましたが、このフェリーの出発は深夜の1:30で、到着時は22:15。
めっちゃ待つやん。と思いましたが、乗船開始は22:45から可能ということで一安心。



ちなみに、ターミナル周辺にはコンビニがなく、スタッフさんによると一番近くても歩いて30分くらいらしいです。
なので、ターミナル内にある23時に閉店する売店が唯一の買い物場所になるため、早めの買い出しがおすすめです。


2025年就航の新造船「さんふらわあ ぴりか」
今回乗船したフェリーは、2025年に就航したばかりの新造船「さんふらわあ ぴりか」。
船名の「ぴりか」はアイヌ語で「美しい・豊か」という意味です。
LNG燃料でCO₂排出量を35%削減と現代っぽい環境性能の高さ、クリーンなフェリーとして注目されています。
船内は、もちろん新しいので綺麗でした。

まずは、インフォメーションで部屋の鍵をもらいます。

ちなみにこの船は、全室個室です

部屋は、コンフォートSシングル
今回泊まった部屋は コンフォートSシングル(15,300円・web割)。
ざっくり以下の通りです。
- 完全個室で鍵かかる
- テレビ・机・椅子、ハンガーあり
- コンセント・USBポート完備
- 使い捨てスリッパやシーツ類が揃っている
- 枕と掛け布団清潔
最近、カプセルばかりだったので久しぶりの個室で、嬉しい限りでした。









眠り心地|個室が最高だったがエンジン音は大きめ
就寝してみると、船の位置の関係か、エンジン音がやや大きめ。おそらく一番安い部屋だったのでエンジンの近くの部屋だったんだろうなと思います笑
ただ、個室だったこともあり、プライバシーが保たれるため普通に熟睡できました。
耳栓はインフォメーションで無料配布されているので、音が気になる人は最初にもらっておくと安心です。
この船は「レストランなし・自販機のみ」
チェックイン時に知ったのですが、「ぴりか」にはレストランが無く、食事はすべて自販機対応となっています。
以前乗ったオーシャン東九フェリーの「自販機フェリー」と違い、まだ新造船ならではの開発途中感もあります。




オーシャン東九フェリーの「自販機フェリー」 はレンジのボタンがあらかじめ温め時間が設定されていて、すぐに温め開始できましたが、ここはそんな風になってませんでした。
これからに期待ですね


熱湯はここから出ます。
カップ麺持ち込んでも食べれる

カップ麺の残しはここに捨てる

橋とスプーンは無料

朝食:ミラノ風ドリア(450円)
- 見た目より美味しい
- カロリー238kcalは疑うレベルでしっかり味がある
- レンジで加熱するタイプ
味は想像以上で、個人的には満足でした。

昼食:海の上ですき家の牛丼
昼に食べたのはすき家の牛丼自販機。
- ご飯と具材が別々
- 電子レンジで温める形式
- 味の再現度が高い
- 紅生姜がないのだけは惜しい
海上で牛丼を食べる経験はなかなかレアで楽しかったです。


最後の食事:カルボナーラ(600円)
出港前に食べたもう1食はカルボナーラ。
- 平麺が特徴
- ベーコンとほうれん草入り
- 味は濃厚で満足度高い
付属のフォークが使いづらかったから無料の箸があって助かりました

船内探索|最新フェリーならではの充実設備
出港後は、船内をじっくり散策してみました。
「ぴりか」は5階ワンフロア構造でわかりやすいのが特徴です。

● インフォメーション&売店






- 耳栓無料
- カップ麺・レトルトご飯・アイス・お土産あり
- キャッシュレス対応
売店はめっちゃ小さいです。
ちなみに御船印はこんな感じ

● リラックススペース

- 雑誌・新聞あり
- 土足厳禁で清潔
キッズルーム

● フィットネスルーム

- エアロバイク2台のみの小部屋
- 静かに運動できる雰囲気
● 大浴場・サウナ(男女別)


- 広くて新しく綺麗
- 旅の疲れがめちゃくちゃ取れる
- サウナ、水風呂(浅い)もある
● ランドリー

- 洗濯300円
- 乾燥100円/30分
● 飲料自販機


価格は東京のコンビニと同じくらいですが、現金 onlyなので注意が必要です。
ドライバーエリア

Dとついているエリアは契約してるドライバーさんの専用エリアのようでした。
ここはドライバーさん以外立ち入り禁止とありました。
彼らは仕事中なので、フェリー乗船中はリラックスして欲しいですね。
椅子が多い
この船は色々なデザインの椅子が多かったです。コンセントも数多く用意されていたのも素晴らしかったです




ロッカー
冷蔵ロッカーは有料、普通のロッカーは無料

喫煙所

展望エリア
時間制限のある展望エリア↓


海が近いですが、海上の状況によってはクローズされていました

もう一つ、ずっと開いるっぽい展望エリアはこんな感じでかなり小さく、広々とした今まで乗船したフェリーとは違いました。

■ 到着:大洗港の夜景と下船
19:30、大洗港に到着。
バスで水戸駅まで向かいますが、バスが来ないので到着後は45分ほど待ち時間があります。
バスの時刻表。全然きません

ターミナル内に座る場所があったので、そこでパンを食べて待ちました

バス到着

バスはSuicaが使えず、クレジットカードのタッチ決済には対応。茨城システムなのか?
船内でも自販機は現金のみだったので、現金の準備はしておいた方がいいです。

30-40分くらいで水戸駅に到着しました

■ まとめ|新造船「ぴりか」は個室で快適に移動できるフェリー
今回の苫小牧→大洗の船旅をまとめると、以下が特に印象的でした。
- 新造船で設備が新しく清潔
- 電源が多く作業しやすい
- 大浴場・サウナが快適
- 個室が快適
- 自販機の食事でも十分満足できる
レストランがない点やデッキの狭さは人によって好みが分かれますが、総合的にはかなり満足度の高いフェリーでした。
ちなみに、おそらくレストランがないのは深夜発であまり需要がないからではと思います。
あとは、船内にはWi-Fiはありませんが、陸が見える場所を走行中はネットがつながりました。(楽天モバイル)。部屋では無理でした。
苫小牧〜大洗間を移動する予定がある人、また長距離フェリー旅を楽しんでみたい人にはぜひおすすめしたい船です。
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